「学生に能力があれば、自然と海外に行きたくなるもの。これは台湾にとっても悪いことではない」。8月下旬に引っ越しの準備をして、台湾から香港城市大学へ進学する戴相宇は、学測成績72級分、英語満点で全額奨学金を獲得した。香港に大きな魅力を感じており、同時に台大資管系に合格したものの、入学後に休学し、台大を控えにするつもりだと語る。これが能力十分で、選択権を持つということだ。

戴相宇は、香港の学校は英語での授業であり、学生構成が非常に多様で、香港人だけでなく、世界中の学生が集まっていると指摘する。ただし、これは台大が国際化していないからではなく、香港がさらに国際化しているからだという。

彼の言葉から、なぜ優秀生が次々と出国するのかが理解できる。今年の指試の合格発表で、建中の現役卒業生120名が海外留学予定。香港大学13名、香港科技大学15名、香港城市大学23名、さらに大陸の北京・上海合計77名で、海外留学総数の64%を占める。北一女と附中も同様で、北一女は香港と大陸への留学生計27名(48%)、附中は港陸計24名(55%)。そしてこの数字は一昨年まではゼロだったのだが、その原因は何なのか。

別の香港科技大学に合格した建中生の林煜哲は、高2の時点で既に研究を行い、大学博覧会に参加し、自分の将来の目標を明確に認識していた。彼は台大生と話したことがあるが、先輩たちの能力が自分の期待に達していないと感じたという。彼らが大1・大2の書籍リストに挙げた本は、彼は既に読んでいた。経済学、株式、市場など、大学に入ってもそれらに属する能力が育成されていないと感じたため、香港を選び、視野を広げようとした。

林煜哲は香港科技大学の商経系へ進学予定だが、台湾の学校が理論を重視しすぎており、企業実習は大3・大4を待たなければならないと指摘する。一方、香港では大1から国際企業の実習に参加できる。国際感覚の育成に大きな差があるのだ。優秀生の流出は起きているが、彼は帰ってくることができないわけではなく、台湾がこれを機に競争的な比較をし、教育環境をより良くしていくことを期待していると述べた。